本乾 身欠きにしん 『銀鱗』 1kg

3,780円(税込)

本乾みがきにしんを大胆に1kg ご用意いたしました。

じっくりと干し上げ、にしんの味をギュッと凝縮させた『本乾』はまさに伝統の味。
身が厚く脂が落ちても旨みが残るアラスカにしんを北海道のさわやかな春風でひと月乾燥させました。先代こだわりの本格派「銀鱗」は、水で戻してお料理にも、そのまま味噌をつけておつまみにも。

【今年の本乾みがきにしんにつきまして】
 原材料:にしん(北海道産)
 内容量:1kg
 賞味期限:発送日から半年間(ただし冷凍保管)
 ※解凍後は酸化が進みますので常温だと10日間、冷蔵庫だと1ヶ月くらいを目途に使い切っていただきたいです。
  

【アラスカニシンと、ストライキ】
 これまで弊社では本乾みがきにしんの原材料にはアラスカ産のニシンを使ってきました。
 数の子が立派でニシン本体も肉厚、脂の乗りがほどよく、とても美味しいからです。
 ニシンも産地によって特徴が異なり、品質も価格も安定的に入手できるというのも魅力なのがアラスカ産の良いところでした。
 ところが今年の漁期にアラスカの漁師さんたちがストライキを起こし、ニシンの時期は去りました。つまりアラスカからニシンが輸入されない!
 加工屋としても緊急事態です。

 余市でもニシンは獲れますが、脂が弱くて乾燥させるとカラカラになって旨みが残らないのです。
 どうにかこうにか北海道でも東側のオホーツク沿岸のニシンがアラスカニシンに似ているとの情報を得て、わずかながら入手することができました。

 前述しましたが、同じニシンでも産地が異なると特性(なんと、香りまでも!)が異なるので、やはりアラスカニシンとは微妙に違っていて、乾燥に長期間を要する乾物づくりは毎日の気候(温度、湿度、天気)との神経をすり減らす睨めっこが続きます。

 初期乾燥では3枚に卸したニシンの身の水分を最初はとにかく飛ばします。
 干物と呼ばれる加工はこの段階のものを指します。
 水分が飛んだ後は身から脂を引き出すための温度調整です。
 涼しすぎればいつまでも脂が落ちずに身の中が膿み、蒸し暑ければ腐敗したりカビが生えたりします。
 これはとても大変な作業です。

 脂のないニシンならば2、3日風に当てておけばカラカラになるのですが、弊社はそれを製品としておりません。

 一日に何度も場所を移動させ、風の当て方、気温湿度の適度なところを探し、膨大な労力をかけて干し上げて行きます。

 100kg分をオンラインショップ限定で販売いたしますのでよろしくお願いいたします。