にしん漬け 400g

1,400円(税込)



 北海道の日本海側の冬の家庭料理「にしん漬け」は、春に獲れたにしんを乾燥させた「身欠きにしん」を丁寧に水戻しして、大根やキャベツなどとともに塩と米糀で漬け込んだ北国の名産品です。通常は野菜漬けのアクセント程度の割合で入っている「身欠きにしん」ですが、にしん加工屋の名にかけてたっぷりと入れて漬けました!!

 北国育ちにはとても懐かしい、しっかりと漬け込んだ味わい。
 福原家の「懐かしさのおすそわけ」を是非どうぞ。
 
 ※商品への熱いこだわりを下の方に追記しました。ぜひご一読ください※

 【原材料】
 キャベツ、大根、身欠きにしん、食塩、米糀、にんじん、生姜、砂糖、食酢

 【内容量】 400グラム

 【賞味期限】 発送から180日

 【保存方法】 要冷凍(-18℃以下) 
   
  
 ※商品は化学調味料や保存料を使用しておりません。毎日の味の変化をお楽しみください。
  (温かいところに置くと酸っぱくなりやすいのでご注意ください)
 ※冷凍出荷の際には漬物野菜のパリパリ感を残す急速冷凍機で冷凍いたします。
 ※お手頃価格でお客様にお届けできるよう、包装資材は簡易化しております。開封後はタッパなどの容器に移し替えて冷蔵庫で保管してください。


 〇丁寧なにしん漬けをおとどけ〇
 弊社のにしん漬けは2018年の販売開始当初「地元感あふれるゴロゴロした具材」がキャッチコピーだった。しかし、数か月後に「とっても美味しいんだけど、歯が悪くて大きいままだと食べられない」という高齢のお客さんの声を数件聞いたことで工夫が始まった。
 「具材を女性の一口大にまで揃えたい━」そんな願いを元に、地元の女性たちにも協力をお願いし、弊社なりのそのサイズ感を決めた。

 キャベツは北海道のブランド「和寒町の越冬キャベツ」を使用。硬い芯の部分と外葉を取り除き、さらに食べやすくするために折り重なった葉を一枚ずつ手作業で丁寧に剥がして虫や土、傷んだ葉などをはずす。
 北海道産の大根はキューブ状にカットすることで食感を遺しつつも漬けあがりで硬すぎにならないように下処理。
 身欠きにしんはウロコを取り除き、ハラス骨を削ぎ落し、乾燥具合に合わせた水戻しによって独特の歯ごたえを維持しつつ風味が立つように準備。

 丁寧さを幾重にもかさねることで自家消費はもちろん、贈り物としても大変喜ばれる「余市流 にしん漬け」はここに至った。
 ”完成した”ではなく”ここに至った”と書いたのは、この先何かまたお客さんの声で変更があるかもしれないからだ。

 にしん漬け400gは、大人3〜4人の家庭で2回の食事で食べきれるくらい。

 さっぱり爽やかな味わいは、お茶うけや酒のつまみにも大変好評をいただいている。

 
 〇にしん漬けへの想い〇
 
 かつては毎年11月になると、近所のおばさん・おばあちゃんたちが軒先に吊るして干した大根が我が町の晩秋の風景だった。

 冬が始まる12月、近所の漬物自慢たちの「にしん漬け」が我が家に届けられ、いろんな家からやってきたにしん漬けが代わる代わる我が家の食卓を彩った。・・・しかし、いつの頃からだろう・・・年齢を重ねて行くにあたり漬ける際に重たい物を持ち運びする身体への負担や、機密の高い現代の家の作りはかつてのような土間などが有るはずもなく漬ける場所が無くなったこと、家族の人数が減ったので漬けるのをやめてしまうなどの理由で、近所のおばちゃんたちの歳時記は徐々に失われていった。

 その地方に根差した文化を持つ味わいは、スーパーマーケットやコンビニ、外食産業が発達した今、大量生産と便利さに飲み込まれて消えてしまう。現に、近所のおばちゃんたちが何世代かに渡って繋いできたであろう、その家庭ごとに違う、それでいて地域共通の味わいが受け継がれることは極端に減った。

 さまざまな食文化がこうして無くなって行く。

 そして容易に食べられる大量生産の安い商品が、進化した流通に乗って全国を駆け巡り、食の画一化がやってくる。

 俺たちのやってきたニシンという魚を加工する仕事は、そうして消えて行く食文化の最前線にいるようなものだった。各家庭の味は無理だとしても、地域の食文化として残していくためには商売として成立できるレベルの商品化が必要だろうな・・・と漠然と考えつつ、漬物を漬けられなくなったおばあちゃんたちに、自分が漬けたニシン漬けを食べてもらって、いろんなアドバイスをもらってきた。

 聞けば遠い土地から余市へと嫁いできたおばちゃん、おばあちゃんたちが若き日から余市で暮らすうちに先輩たちから伝えられた郷土の味覚、言い換えれば「余市の食文化を継ぐ味わい」として「余市流にしん漬け」は誕生したのだ。

 それは余市の人たちがかつては子どもの頃から食べていた味わいであり、地域とはそこに生きる人たちなのだとしたら余市人の魂ともいえるものだ。

 だから丁寧に丁寧を重ね、この味わいを次の世代へと伝えて行く。
 ものすごい情報量のなかで、小さくても弱くても地道に続けなければ無くなって行ってしまうから。
 画一化されて世の中に受け入れられて広がるものの中で、俺たちがやろうとしていることはきっととても勇気の要ることだ。
 でも、無謀ではない。だから丁寧を重ねるのだ。
 
 余市町に昭和前期から来たウイスキー文化も良い、平成後期からやってきたワイン文化も良い。
 でも、この町の根幹にある物も忘れられないように、今日も丁寧に仕事を続ける。

 これを初めて目にして食べてみる方々にも「余市町というエリアには素晴らしい食文化があるのだ」ということを知ってもらえるように。それを伝えて行く応援をしてもらえるように。

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